歯科医師の現状
日本における歯科医師は、独立した国家資格となる。歯科医師になるには、歯学の正規の課程を修めて卒業(または卒業見込み)してその受験資格を得た上で、歯科医師国家試験に合格する必要がある。その後、歯科医籍に登録をすると、厚生労働大臣より歯科医師免許状が与えられる。通例、このときに保険医登録を同時に行うことが多い。
歯科医師資格の有効期限
現段階では、歯科医師免許に更新期限はない。医道審議会により、歯科医業停止や免許取り消しを決定されない限り、生涯にわたって有効な資格である。各診療所分野の学会が、学会認定医等の認定を行うが、法的な拘束力を持つ資格ではなく、歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科の四科(総称して標榜科名)に限り、自由に標榜できる。専門医資格に関してのみ、各学会の専門医を持つ者が標榜できることになっている。
歯科医師の医療行為
歯科医師が医科疾患の治療を施す場合は、必要とみなされた場合に限られている(医師が歯科疾患治療を行う場合も同様)が、裁量範囲についての法的な規定は、明確にされておらず、曖昧な解釈を払拭するため、現在も議論されている。
歯科医師の数
歯科医師の総数は平成16年12月31日現在で、9,5197名(厚生労働省調べ)。男性が8割を占める。医療機関附属の病院に勤務する歯科医師よりも、診療所勤務の歯科医師の方が圧倒的に多く、またその割合は年々増加傾向にあり、余剰人員が問題となっている。